きれいな字を書く“コツ”はありますか?
長年書道(習字)に関わる仕事をしていると
書道教室(お習字教室)に通う生徒以外の方々からも
よく以下のようなご質問をいただきます。
「きれいな字を書く“コツ”はありますか?」
字を上手く書くためにはお習字教室に通い、
筆を握り書道に打ち込むのが一番です。
コツコツと練習することに勝るものは無いのが事実です。
ただし、なかなか書道を学ぶ時間がないという方もいらっしゃいます。
ユーキャンに代表される通信講座にはボールペン字や実用書道も
あるようですので、そのようなコースを受講し、ご自宅で学ばれる
というのも選択肢の一つだと思います。
では書道教室のメリットは何でしょうか?!
それは、お手本を見ながら分からないところを直接教えてもらったり、
実際に書いているところを見ながら指導をしてもらえる点です。
「実は筆(鉛筆)の握り方が悪かった・・・」
「もう少し筆を立てて書けば上手く字が書けた。。。」
などという話はよくあることです。
また、「聞かないと分からない」ことが書道には意外とたくさんあるものです。
“カタカナ”、“ひらがな”は一見簡単そうですが、
予想以上に難しいと仰る方が多いです。
こちら↓の写真にある平仮名の「こ」ですが、
上のラインと下のラインの長さが実は微妙に違います。
下の線が上の線よりも2~3mm長いのにお気づきでしょうか!?
この微妙な長さが綺麗(きれい)な字とそうではない字の
分岐点でもあります。
長くなりましたが、「きれいな字を書く“コツ”はありますか?」への
ご回答は「字を構成する線の長さや配置を気にしてみよう」です。
私の主宰する山口芳水書道教室には
幼稚園児~大人までの老若男女が通われています。
床に直接座る形ではなく、テーブルと椅子に座るスタイルですので、
正座が苦手な方でも気軽に始められます。
習字セット、筆、墨、下敷き、半紙等全て揃っていますので、
まずは見学してみませんか?
これからの季節は入会が殺到しますので、
お早めにご連絡ください!
「美字人(びじん)は一日にして成らず!」
佐賀の書道家「山口芳水」
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