書道家 山口芳水 36~29年前(7年間)家族3人で住んでいた借家
【 36~29年前(7年間)家族3人で住んでいた借家 】(※写真 今も現存)
両親は書道教室で共働き
小学校から家に帰ってもいなかった。
いわゆるカギっ子だった。
冷えたご飯に書道の道具が用意されていて
毎日、当たり前のように練習するのが環境。
よく練習紙に涙(寂しさと悔しさ)を落としていた。
両親は多額の借金を抱え
僕は夏も冬も半袖の緑のTシャツが2枚と黒のハーフパンツが2枚
それを毎日交互に着ていた。
友達「なんでいつも同じ服なの?」
僕 「この服が1番お気に入りだから」
小学校の卒業写真の時は見かねた友達が上着を貸してくれた。
ただ、両親はとても優しく(父は厳しかったがそれも今、思えば愛情)いつもポジティブで喧嘩なく温かい家庭だった。
両親の頑張りのお陰で借金は返済し書道教室も繁栄していった。
今、こうやって書道教室を主宰し
アート活動を楽しめているのは
これまで諦めずに根気よく指導をし続けてくれた両親(先生)のお陰様です。
今後も応援してくだっている・お見守りくださっている皆さま
そして両親にも
いただいた恩恵を心から感謝し
ていねいに歩み続けていきたいと思います。