ドローン アート drone art 作品 works
[ ドローンアート ]
-コントロールした先の流動性-
私は幼少期の頃から書道という技術を今に至るまでに35年間学んできています。
字を書くとなると[教養][技術][造形美][伝承(先人から受け継いできているルール][常識][固定概念]があります。
そして先人の[それら]に自分の個性を加えたものが[自分なりの書]となります。
つまりオリジナルとは言えないのです。
※[それら]とは[教養][技術][造形美][伝承][常識][固定概念]を指します。
私も[それら]を学び過ぎた上
[それら]抜きでは書けなくなっています。
もし[それら]を削ぎ落とすためにはこれまで学んできた年数だけ(書道を経ってから35年 約50000時間)はかかると思っています。
そこで思いついたのが
ドローンアート(ドローンの操作性によるドローイング)
[それら]を削ぎ落とす方法
です。
今までは脳から手に信号が伝わり筆を動かす。
ある程度は思い通りの字が書ける。
[それら]を離脱するために
脳から手に信号が伝わりコントローラーを動かす
ドローンが操作により動く。
その先にある筆が
思いがけない流動性を生む。
ついに私は
[それら]を断つことに
成功しました。
今までの作品とは明らかに違う景色が現れました。
[ ドローンアート ]
works 山口芳水