スーパーポップス 書道 作品 書道家
物心ついたときから今まで
書道の[ 基礎 ]を学んできましたが
まだ学ぶことばかりです。
基礎というのは万人が
[ 美しいと感じる真髄 ]
それを私は
[ スーパーポップス ]と読んでいます。
例えば「 大 」の一画目
正解と思っていた角度を右下に0.1下げた方が本当は美しいのではないか?
正解と思っていた太さを0.1mm細くした方が本当は美しいのではないかと
常識を疑い修正をかけていきます。
師から学んだ技術・古典から学んだ技術の共通の美しさも軸として持ち
現代ならではの時代・環境から生まれた美も要素してトッピングします。
そこにはもうお手本からは卒業し
極めるために
何を頼りにしているのかと言えば
自然界の[ 美 ]です。
スーパーポップスを知っているからこそ
右に振れていることに気づき左に振れていると認識でき
逆に個性を出すために右に振ってみたり左に振ってみたり
心情的になり勝手に振れたり
料理人も
料理が甘すぎたり、辛すぎたりと自分の舌が万人が頷くスーパーポップスを持っているから分かることだと思います。
個性としては
確信的なものと
心情的に
何か惹きつける表現ができたらと思います。
技術としては
スーパーポップスを一生怠ることなく研究し続けていきたいと思います。
私は[ 作家 ]10%のクリエイティブな一面もありますが
[ 職人 ]90%の技術の方が自身を大きく占めています。
これからも
今の技術に満足せず
今の概念に満足せず
日々学び精進して参ります。
山口芳水